契約に含まれるメンテナンスってどんなもの?
初期費用を安く抑えることができ、また毎月の支払額を明確にして自動車の保有ができるサービスとして人気なのがカーリースです。
カーリースでは毎月の支払額に車両価格のほか、メンテナンス代金なども含まれているため、定額料金で将来発生する費用までカバーでき安心して利用できます。契約に含まれるメンテナンスについて詳しく解説していきます。
車検費用や税金は基本的に含まれます
カーリースのメンテナンス費用の中に含まれる費用としてまず挙げられるのが、車検費用や税金です。自動車を保有する場合、定期的な車検が義務付けられていますし、車検費用や税金は自動車のランニングコストの中でも高い比率を占めています。
カーリースでは毎月の支払額に車検費用にかかる費用、車検時に納税義務が生じる重量税が含まれていますし、法定点検やスケジュール点検費用が含まれているので安全に自動車に乗り続けることができます。
特にスケジュール点検などは法律上必須ではありませんし、別途手数料などがかかるため、自動車を通常購入した場合にはついつい点検を見送ってしまいがちです。一方でカーリースの場合は点検を見送ることはないので、安全な状態に自動車を保ちつづけることができます。
また毎年5月上旬に納付書が送られてくる自動車税の費用が含まれている点も大きな魅力と言えます。4月は新生活のスタートシーズンということもあり、お金がかかりがちですし、4月にお金をたくさん使った後、5月に納付書が届いて困った経験をした人は少なくありません。
その点カーリースはメンテナンス費用に自動車税が含まれているので、5月に数万円単位のまとまった自動車税を納付する必要がなくなるので、通常購入と比較して、無理なく自動車の取得と維持ができるサービスと言えるのです。
保険関連の費用も基本的にすべて含まれます
自動車を取得した場合には自賠責保険への加入が法律で義務付けられています。カーリースを利用した場合、利用期間中の自賠責保険の費用も毎月の支払額に含まれているので、保険の心配が不要な強みがあります。
また自賠責保険では補償金額に上限が設定されている上に、対物補償がないため、もしものことを考えると心許無い保険と考えられます。そのため、ほとんどの人が対人補償と対物補償を充実させ、さらに自分自身の怪我などに備えるために任意保険に加入をするのですが、なんとカーリースでは任意保険や車両保険の保険料も含まれているサービスも存在しています。
カーリースを利用する場合、任意保険への加入はどうすれば良いのかわからないという人は少なくないでしょうが、予め任意保険の代金が含まれているサービスならば初めて利用する人でも安心して利用できると考えられます。
また任意保険が含まれているカーリースの場合、保険料が上がらない強みもあります。通常であれば任意保険に加入をしている場合、自分に過失がある事故を起こしてしまった場合には保険の等級が上がり、事故の翌年以降の保険料は大きく上がってしまいます。
しかし任意保険が含まれているサービスの場合、たとえ事故を起こしてしまった場合でも毎月の支払額が上がることはないので、運転に慣れていないドライバーでも安心して運転ができます。
消耗品の交換費用や修理費用も含まれます
車検・点検にかかる費用や税金費用、自賠責保険や任意保険の費用などは自動車を保有する上でほぼ例外なく発生する費用ですし、誰が利用しても似たような金額が定期的に発生します。
誰が利用しても変わらずに生じる費用であるため、毎月の固定費用の中に組み込まれているのは理解しやすいのですが、なんとカーリースでは自動車が故障してしまった場合の修理費用やパンクの修理費用、消耗品の交換費用など、利用者の利用の仕方によっては差が生じるサービスについても毎月の支払額に含まれています。
利用者に100%の過失がある場合(ドアロックや、ガソリンを入れるところを間違えて軽油を入れてしまった場合)の処理費用などは対象外となっているケースがほとんどですが、基本的に通常使用していて発生した故障については利用者は一切修理費用を負担すること無く修理を任せることができます。
またパンクで走行不能になった場合、業者に出張修理を依頼することもあるでしょうが、出張費用も固定費用に含まれているので、もしものときでも安心です。 ただし、修理先についてはカーリース会社が指定している工場に依頼する必要があり、指定外の工場に持ち込んで修理を依頼した場合、補償の対象外となるケースがあります。
急な故障でも落ち着いて対処することが大切ですし、最寄りの指定修理工場を事前に調べておくことも大切です。
自分で自動車を購入する場合、車両価格とは別に任意保険や車検にかかる費用などが別途かかりますし、車検を依頼する会社や任意保険の会社なども自分で選ばなければなりません。 しかしカーリースであればこれらのサービスを考える必要がないので、楽に自動車の保有ができます。