カーリースって短期契約もできるの?
ここではカーリースの契約期間、短期契約を利用するメリット、手続きなどについて紹介しています。クルマが欲しいけど購入するのが難しい人は、リースを検討してみるのも手です。クルマを所有する場合はさまざまな支払いや面倒が発生しますが、こうした悩みを解消できるのがリース契約です。
カーリースの契約期間はどのくらい?
カーリースはレンタルと混同されることがありますが、契約期間が大きく異なっています。レンタルは時間や日数単位で借りられるシステムですが、カーリースは3年間などの長期契約になっています。
新車の状態で3年契約をして、車検のタイミングと同時に契約満了になるのが一般的な仕組みです。再リースをする場合は新しく別のクルマで契約する流れになります。
長期を設定している会社ですと7年や9年などのプランもあり、利用するのが法人か個人かによっても変わってきます。法人の場合は営業車として利用するのに対して、個人はマイカーとしての利用になるのが普通です。
レンタルのような超短期契約には対応していないのが普通で、契約期間は年単位に設定されています。いろいろな新車に乗ってみたい、車検を通すのが面倒といった人は3年契約がおすすめです。新車の場合は初回の車検が3年後になりますので、3年サイクルで利用すれば車検とは無縁のカーライフを送ることができます。
毎年違うクルマに乗りたいという人は、1年契約プランがおすすめです。短期契約のメリットは故障やトラブルのリスクを軽減できることがあります。クルマは消耗品ですから、製造日から年数を経るほど故障のリスクが高くなってきます。中古車市場では3年以内のクルマが高く評価されますが、これは故障の頻度が少なくてほぼ新車と判断されるためです。
また、例外的に1~2ヶ月といった短い期間だけ車のリースをするといった業者も中には存在しています。
月単位でリース契約をする場合の流れは、まず希望する車と利用期間を伝えた後、「車庫証明書」などの提出と利用期間分のリース料金(契約期間終了時に返却)を支払った上で申し込みをおこないます。その後、ユーザーは定められた期間の間車を自由に運転することが可能になるといったかたちです。
期限日が来ればユーザーは車を返却しに行くことになりますが、その際車の状態に関してチェックが行われ、傷や破損の有無によってこれまでに支払ったリース料金から費用が差し引かれた上で、改めて返金される流れとなっています。
短期契約を利用するメリットとは?
短期契約のカーリースを利用するメリットは、常に新鮮な気持ちでカーライフを楽しめることです。リース契約に向いていない人は、同じクルマにずっと乗り続けたい人です。車検や修理、メンテナンスなどをすることに愛着を感じる人にはリースは向いていません。
一定のコストで利用可能
一方でとにかく多くのクルマに乗りたいけど、面倒なことはなるべく避けたいという人にはリースが適しています。税金や保険料、保証などもコミコミの価格になっていますので、月額のコストを一定にできるのが強みです。自分でクルマを購入するとなれば、月によって出費は変動してくるでしょう。車検や修理費用、自動車税などの支払いが重なれば数十万円の出費になる可能性があります。
カーリースは定額でカーライフを楽しめるのがメリットで、ワンランク上のクルマにも手が届きます。走行距離がリース会社の設定する年間走行距離未満の人は、リースを利用するメリットが大きいです。また新社会人や主婦、年金生活者などからも好評を得ています。
費用を抑えることができる
ローンで新車を購入するとなれば数百万円の借金をすることになるケースが多いでしょう。これに対してリースなら短期契約ができるので、支払いは圧倒的に少なく抑えることができます。クルマはほしいけど維持・管理するのに時間・大金をかけることに抵抗がある、という人にとってカーリースは最適なシステムと言えます。
選べる車種の範囲が広い
基本がカーリースとなっているため、セレクトできる車の車種やブランドがレンタカーよりも広い傾向にあります。用途や仕事に応じた車を選びたいという方にとっては、非常に有用といえるでしょう。
長期的にリースすることのリスクを軽減
「リースしたいけど5年のような長期間契約するのはハードルが高い」という方には1~3年ほどの比較的短いリースがおすすめです。理由は期間が短ければ故障のリスクも軽減できるほか、急な転勤や出産など予測できない環境の変化にも対応しやすいためです。
カーリースの契約手続きは面倒?
クルマを購入するとなればディーラーや中古車販売店に出向くというパターンが多いでしょう。それに対してカーリース契約はグンと面倒が解消されています。リース会社の取扱車種から選択し、あとは簡単な手続きを済ませればOKです。
非常に簡易的な手続きで済むことが多く、最近は予備審査や納品までネット完結できる会社が登場しています。予備審査後に契約をやめたい場合はキャンセルできるなど、ローンよりも自由度の高いシステムが用意されています。
月額の支払額はローンと比較して半額未満に抑えられるなど、家計にも大きなメリットがあるのです。 車検や自動車税、自賠責保険などがリース料金に含まれているのは、想像以上に大きなメリットです。
うっかり支払いを忘れる心配がなく、メーカー保証がついているリースなら修理の悩みもありません。簡単な手続きで好きなクルマに短期間で乗り換えできるので、クルマの運転は大好きだけど面倒な手続きを避けたいという人に最適です。
法人や個人事業主ならリース契約を経費として落とせるので、節税効果が期待できるでしょう。1年間の短期契約なら頻繁に引越しをするという人に適しています。引越しの頻度が多くてマイカー購入を躊躇している人でも、カーリースならクルマに乗ることができるのです。ローンで購入するクルマは負債と捉えることができますが、リース契約はそもそも借金には該当しません。
カーリースの契約期間は年単位で設定されており、最短1年のプランを用意している会社もあります。短期利用を活用すれば短期サイクルでさまざまなクルマに乗ることができるうえに契約は簡単な手続きで済ませられるので、クルマを購入するよりも面倒が少ないといえるでしょう。
そのため「とにかくコストパフォーマンスを重視した上で少しだけ車に乗りたい」「ある車の購入を考えているので実際の乗り心地を試したい」という方にとっても活用しやすいサービスといえるのではないでしょうか。