カーリースの自動車保険はどう選ぶ?
自動車の利用の際に便利なシステムで注目を集めているカーリースですが、自動車保険についてどうするべきなのかも考えておく必要があります。
保険の話となると途端に難しそうで自分ではよく分からないと決め付けてしまいそうになりますが、安心してリースを利用し続けるためにも、きちんと理解して加入をしておくことがとても大切です。
保険料は月々の料金に含まれていないの?
普通に自動車を購入する場合には、自分自身で車両本体の費用を支払うのはもちろんですが、自賠責保険や任意保険にも加入をします。カーリースの場合は月々に支払う料金の中に含まれている内容は、車両本体価格や登録費用などの諸費用、諸税金、自賠責保険、車検や定期点検などになります。
最初から強制加入となる自賠責保険は加入してある状態なので、それで十分なのではないかと利用する側としては思うかもしれませんが、あくまで自賠責保険が補償してくれるのは怪我をさせてしまった相手への補償であり、この金額自体も決して十分な金額ではありません。通常と同じようにリースでも任意保険に加入することは可能なので、万が一のことも視野に入れて加入するようにしておきましょう。
基本的には自分自身で自動車保険を吟味して加入することになりますが、リース会社によっては契約内容の中に入れて月々の支払い金額の中に含むこともできる場合があります。たまに保険にも加入してあるだろうと決め付けてしまって確認を怠ってしまうということもあるので、契約前に利用するプランはきちんと確認をしましょう。
月々支払っていく料金の内訳は、利用する会社やプランによってもまちまちです。任意保険に加入していない状態で万が一のことがあった場合には自分自身で全て負担することになるので、リースでも任意保険は加入するようにしましょう。
どんな内容で選ぶようにしたらいいの?
自賠責保険だけでは万が一のことがあった際には到底補償は足りないのが現状のため、任意保険とは言いながらもほぼ必須で加入している方が大半です。自賠責保険で足りない補償を任意保険でカバーするのはカーリース利用の際でも変わることはありませんので、必要な補償を吟味して決めていきましょう。選び方は一般的な自動車の購入のときとほぼ同じと思って差し支えありませんが、大きく分けると補償は3種類になります。
一つ目の賠償責任保険の部分は相手に対しての補償で、相手の人や物に対して補償を行います。自賠責保険は相手の人のみで金額も決して大きくはないため、任意保険でも忘れずにカバーしましょう。
二つ目が損害責任保険で、自分や自動車に乗っている同乗者に対しての補償をします。この補償内容も細かく分かれていて、人身傷害補償、搭乗者傷害、無保険車傷害、自損事故保険となっています。
三つ目は車両保険で、車両そのものに対する保険で、事故があった際に車に傷などの破損があった場合に修理費用を支払うという形で補償をします。
どんな理由でカーリースを使うのかは個人にもよりますが、家族がいる方でライフスタイルの変化に合わせて自動車を利用したい方もいれば、必要な期間だけ使いたい方もいます。自分自身や家庭など用途や目的に合わせて過不足のない補償内容を選ぶことも重要なポイントです。
リース専用の保険も検討してみよう
安心してカーリースを利用するために任意保険を吟味していくのも大変ですが、万が一のことを考えるとやはり欠かせない存在でもあります。自身で補償内容を考えていくのが大変だったりする場合には、カーリースの使用料金の中に自動車保険を含ませることもできるリース専用の保険が用意されている会社もあるので、手軽に安心を得たいのであればこちらの保険も有効です。
リース料金は保険料の分だけ高くなりますが、等級が下がることによって保険料が上がってしまうということもないので非常に便利です。満期が近づいてくると新しく保険をどうするか考えなくてはいけませんが、リース料金に含めておくと更新の手間が省けるので、管理する側にとっても非常に楽になります。
他にもいろいろと使いやすいようにしてあり、もしも全損になってしまった場合の解約に関しても保険でカバーできるようになっていることもありますから、カーリースで自動車保険をどうしようかと悩んでいるのであれば、専用保険がないかどうか聞いてみましょう。
またはリース料金に含めて利用できるかどうか、そして利用可能な場合はどのような補償内容になるのかも確認しておくと、補償も確保できるので安心して自動車を使うことができます。安全運転をしていても自分以外からのもらい事故などもありますので、きちんと加入できるようにしましょう。
便利なカーリースですが、任意保険は加入していないので注意しましょう。必要な補償を自分で吟味して決めることになりますが、専用保険やリース料に含められるようにしてある会社もあるので、そちらを利用するのも手軽で便利です。