個人リースの審査とは?申し込みの流れとポイント
新車を定期的に乗ることができる、気に入ればそのまま契約期間終了後に買取も可能といった個人のカーリースのメリットはありますが、申し込みは審査を受ける必要があります。
契約期間に伴う残価はあらかじめ引かれていますが、その車両価格を支払う義務が発生しますので、個人の信用が必要です。審査と申し込みの流れについて知っておきましょう。
個人のカーリースで審査が必要になる理由
ローンを組んで支払うときに審査が必要になるように個人のカーリースであっても審査が必要です。契約上残価が引かれた金額を月賦として支払うことになりますので、その金額を払うことができないと判断された個人契約者は落とされる可能性あります。
18歳から免許を取得することができますので、もちろんその年齢からカーリースを利用することは可能です。しかしサービスを提供する会社はしっかり支払いができるのかを見ていることから、18歳の学生となると厳しくなる傾向があります。それは無職の方も同様です。
つまり支払い能力の有無を確認される審査になることは、しっかりと理解しておきましょう。カーリース会社から支払い能力があると判断されれば、そのまま審査を通過して契約へと運んでいきます。
もし審査に通過できない場合にも救済措置があります。会社によってシステムが異なりますが、支払い能力が弱いと感じた時、または安定した収入を得ている期間を見て支払い能力に疑問が残るケースになると、連帯保証人をつけることを求められることがあります。
そうであれば最初からつけていたほうが良いように感じるでしょうが、あくまでも会社による判断になりますので、申し込みをする人が申し出る必要はありません。とりあえず申し込みをすることがスタートになります。
申し込みは流れに従うだけでとても簡単
審査の結果が気になるでしょうが、まずは申し込みをしてみないとわかりません。カーリース会社の方も内部に審査基準があることから、こればかりは社内でしかわからないことです。連帯保証人の有無についても内部の事情によりますので、結果は気になるところですがまずは申し込みをすることをスタートにしてください。
申し込みはとても簡単で、必要事項を記入するだけになります。審査が必要になることから、勤めている会社の情報、そして年収を確認する収入証明書が必要となります。
ネットで申し込みをしたのであれば、身分証明書や収入証明書の提出を求められます。申し込みについてはそれほど難しいことはありません。サイトからであればそのまま記入するだけで簡単に済ませることができます。
無事審査に通過することができれば、後は契約です。会社からおすすめのプランなどを提示されることになりますので、よく検討してから契約を締結するようにしてください。会社によっては、車が限定されていることもありますので、申し込み後にそのようなシステムを知ることはあまり賢い契約方法とはいえません。
最初に乗りたい車を定めて、その車をカーリースとして提供しているのかどうかをしっかり見定めてから契約をしましょう。また契約内容もとても重要になるので、ある程度会社をピックアップして比較してから決めることをおすすめします。
気になる審査の結果は信用情報で変わってくる
やはり結果が気になってくるでしょう。なるべく落とされたくない気持ちは十分理解できますが、こればかりは申し込みしてみないと結果はどうなるのかわからないのが正直なところです。連帯保証人がついていれば、厳しい基準があったとしても緩和されることもありますので、まずは申し込みをして様子を見ることをおすすめします。
しかし通りにくい人もいることを知っておきましょう。契約上は個人のカーリースになりますが、契約後の残価を差し引いた車両価格と税金や車検などの諸費用が込まれた費用を支払うことになりますので毎月数万円ほど出費となります。その金額を支払うことができる能力はもちろん、それだけではなく今までのローン契約の履歴なども関係してきます。
過去に金融に関する事故を起こした経験があると、契約が難しくなるでしょう。たとえば支払を延滞していた、債務整理を行った過去があるなど、ここ数年でこのような金融事故を起こしていると印象が悪くなります。
お金を借りるよりは審査が緩くなる傾向が高く、カーリース会社の判断によって連帯保証人をつければ契約に進める可能性は十分ありますが、このような金融に関する事故を起こしているとなると、なかなか難しくなると考えてください。ローン契約と同様になることから、支払能力はしっかり見られることになり、その保証として過去の履歴までも確認されることになります。
また、申し込み書類の中に記入漏れがある、あるいは書かれている内容と調査結果に矛盾が見られたという場合はかなり高い可能性で審査に落ちてしまうでしょう。信用が前提となるリース契約において、嘘や記載間違いは最もあってはならないことだからです。
たとえ書き間違えだとしても、審査の結果が覆ることはありません。このような理由で審査に落ちてしまわないよう、書類は提出前にしっかり確認しましょう。
カーリース契約における審査のポイント
カーリース契約時の審査では、いったいどのような事柄がチェックされるのでしょうか。改めて3つのポイントに分けて解説していきましょう。
どれだけの収入を稼いでいるのか
まず見られるのは、審査対象者が毎年どの程度お金を稼いでいるのかということです。一般的なローンを組むより安価な傾向があるとはいっても、毎月一定額の出費を行うというのは基礎的な経済力がしっかりしていなければできることではありません。
そのため、年収がどのくらいあり、きちんと支払いを続けることができるのかをチェックされるでしょう。
どのような職業に就いているか
年収の数字だけではなく、「どのような仕事によってお金を稼いでいるのか」も審査の対象となります。例えば、ある年には1,000万円稼げていたのに、またある年では100万円しか稼げていないといった浮き沈みの激しい仕事では、定期的な支払いを続けられるかどうか確かではないからです。
基本的に大手企業の社員や公務員のような、一般的に見て安定している職に従事していれば、この点は通過しやすいといわれています。
銀行など金融期間の利用履歴
カーリースは金融的な側面の強いサービスのため、その他の金融的なサービス、たとえば銀行からの融資やクレジットカードの支払いなどの履歴に関しては、詳細まで目を通してチェックしています。
仮にリース契約時点で複数のローンをすでに利用し完済していない場合は審査にも影響しますので、まずは他のローンを処理してからの方がよいでしょう。
所有者がリース会社になることからレンタルのような感覚で申し込みをする人がとても多いですが、車両の支払義務は使用者に発生する点はしっかりと理解しておかないといけません。
だからこそ審査が必要となり、通過できる人が限られることを理解しておきましょう。